圧巻です！
この日の結果に異論を唱える人はひとりもいないでしょう。
鈴木雅初優勝。
日本選手権に挑み続けて6度目にして手にしたこの栄冠。
この6年間、1度も前年よりも順位を落とすことなく頂点までかけ上ってきました。
やはり天才といわざるをえないのでしょう。
そんな天才が泣いていました。
何度も何度も指で涙をぬぐいながら優勝杯を受け取るその姿は、天才といわれることとの引き換えに常についてまわるプレッシャーがどれだけのものだったのかを、雄弁に物語っていると思います。
この日の大会で印象に残ったシーンをいくつか。
まず第一次のピックアップ審査。
選手数が多いため1/3ずつに分けての登場。
最初のグループにはエントリー№7の合戸選手と№13の鈴木選手がいます。
立ち位置は中央に合戸選手、一番左端に鈴木選手。
場内の空気は圧倒的に合戸選手が握っています。
今年も合戸選手の優勝かと誰もが思っていたのではないでしょうか。
次に立ち位置をチェンジさせます。
これは公正を期すために必ずどの大会でもとられる方法です。
今度は中央に鈴木選手、一番左端に合戸選手です。
鈴木選手が中央に立ったそのときでした。
若干フライング気味に軽くマスキュラーポーズをとって見せたのです。
その瞬間場内は大きく沸き返りました。
それは、今まで合戸選手が引っ張っていた会場の空気を一瞬にして変えてしまうほどのものでした。
もしかしたらこのときすでに二人の勝負に決着はついていたのかもしれません。
さらにこんなシーンも。
比較審査でのこと。
左から鈴木 合戸 下田 須江の順に並んでサイドチェストのポーズ。
何を思ったのか合戸選手がするすると鈴木選手のほうに近づいていきました。
そして鈴木選手にぴったり寄り添ってのポージング。
場内は大喝采です。
合戸選手も今日の最大のライバルは鈴木選手だということがわかっていたのでしょう。
一見すると二人の一騎打ち・・・のようにも見えたのですが・・・。
その差は歴然でした。
合戸選手がとって見せた行為は、逆に鈴木選手のウリでもある「マイナス要素がまったくない脚」を一層際立たせるものとなってしまったのです。
今まで1年間この日のために何一つ怠ることなく準備を進めてきたであろう合戸選手がおかしたたぶん唯一の、そして最大の「ミス」だったのかもしれません。
その後も審査が進むにつれ鈴木選手の体がどんどん大きく変化してくるのがわかりました。
調子がいい選手ってポージングによってからだがどんどんパンプアップしてくるんです。
完全に一人勝ちです。
その日のうちに公開された審査結果はもちろんパーフェクトスコア。
比較審査・フリーポーズともに全ての審査員が鈴木選手を1位に選んでいます。
表彰式の後、多くの観客からたくさんのプレゼントや花束を受け取る鈴木選手の後姿を「2」とかかれた台の上からずーっと見つめていた合戸選手でしたが、その心情はいったいどんなものだったのでしょうか。
「俺ももはやこれまでか」だったのか、それとも「来年を見てろよ」だったのか。
その答えはきっと来年の日本選手権が教えてくれることなのでしょう。
来年も絶対観に行かなければ！！
と、ここまで読んで何かお気づきの方はいらっしゃったでしょうか・・・。
そう、ゴリさん。
・・・・・ダメでした。
何がダメだったかって・・・
ううう～ん。
なんかパッとしなかったんです。
7月の「東京選手権」のときのような勢いがまったく感じられませんでした。
調整に失敗したのか、あるいはどこか体調が悪かったのか・・・・。
まあ、1年に2度も願いが叶うなんて、そうあることじゃありません。
来年はもう東京は出なくてもよいんだし、全日本1本に絞って本当のベストな状態で臨んでもらいたいと思います。
まあ、うれしくもあり、少し残念でもありの今年の「日本選手権」だったのですが、とにかく行ってよかったという思いでいっぱいです。
特に鈴木雅というNew Champ誕生の瞬間に居合わせることができたというのは、本当に言葉にならないくらいうれしくてなりません。
でも、これからは鈴木選手をジムで見かけることがあっても気安く声をかけられなくなってしまうかなあ・・・。
あ、あと鈴木選手はこの後アジア選手権があるはずです。
そちらの結果も楽しみですなあ♪
感動しました。calorienaさんの影響もあってか、
最近、ちょっと人の名前とかわかるようになって。
ステージの上でするする近づいたりできるんだ！
もっと機械的な審査かと思ってたので。
こういうのって、やっぱり直に見る醍醐味ですね。
感動伝わったでしょうか？
相変わらず、大会のブログはもっとたくさん書きたいことがあるのですが、
これでも一生懸命短くまとめてみました^^;
自分でも読み返してみたりして、今だ感動が薄れることがありません。
私はたぶん1週間はこの状態から抜け出せないような気がしています(笑)
合戸選手の「するする」の件ですが、まさにそのシーンの画像が、
アイアンマンブログにアップされています。
http://blog.livedoor.jp/ironmanjapan/archives/2010-10.html#20101004
合戸選手と鈴木選手の二人で写っている写真と
ずーーーーーっと下の方にファーストコールの4人で映っている写真があります。
合戸選手が鈴木選手にぴったりとくっついてきているのがよくわかると思います。
脚の太さ、ぜんぜん違うでしょ？
鈴木選手は去年も結果こそ４位でしたが、控室でテカテカを塗る前の段階では凄まじい完成度だったとどこかで読んだ記憶があります。今年はその完成度が消されることなくステージに立てたんでしょうね。
個人的には上位選手の中では下田選手の体が好きです。
来年は私も観に行きます。
youtubeに動画が上がっています。
熱いっすねー
鈴木選手の優勝前に、一度でいいから生鈴木を見にいっとくべきでした。
caloさんのブログ読むと、ボディビル好きになってしまいそうです。
OneHさん、
むむ・・・、私が書こうとしてあえて書かなかった話題を振っちゃいましたね。
まずカラーに関してなのですが、今回の大会がもしもカラーOkの大会だったら、
結果は違っていたのではないかと感じました。
あ、これは3位以下の話ですが。
特に去年比較的上位にいた選手たちが、今年軒並み順位を落としたのは、
少なからずその影響があるんじゃないのかなあ。
結局そのあたりの選手たちって、ずっとカラーOKの全日本しか出てなかったから。
（この辺はボディビル観戦暦2年の私の言うことですから当てにはなりませんが）
話はずれてしまいますが、そんな中で山田選手の7位という結果が生まれたのかなあという感想もアリです。
あと、下田選手、私的には×です。
確かにすごく大きかったですよね。
でも・・・これは会場にいた人にしかわからないことなのですが（得意げ）
なんとなく見ている人たちを不快にさせる行動が少なからずあったように思います。
これは直接審査とは関係ないことなのだとは思うのですが、
気持ち的に、3位というのはチョット・・という感じです。
今年だって、やっぱ観に行けばよかったって思ってるでしょ？
Sniperさん、
youtube探したのですが・・・・。
きんにっくすのは見たのですが、それじゃないですよね。
（って書きながらまた見ちゃいました♡）
すみませんが、youtubeのほうURL貼ってもらえますか？
見たいです！
Sniperさんはいつも出てくる人が同じだから観に行かないって書かれてましたけど、
人は同じでも毎年違うドラマが観れてやっぱ面白いですよ！
graycatさん、
え？今からだって見に行けばいいジャン！
ボディビルだってどんどん好きになっちゃえばいいジャン！
っつうか、今まで好きじゃなかったのお～？
http://www.youtube.com/user/bftukamoto#p/u/6/ahVrehw1nHQ
こちら。ド真ん前です
upしているのは、おそらく大阪のjbbf系ジム関係者です。
ちなみに、世代交代がおきてきているので、来年は見に行こうかなと思っています。
きんにっくす見てきましたが、同じ動画ですね
Sniperさんどうもありがとうございます。
このポーズダウンの動画、注目すべきは1:19あたり。
合戸選手が鈴木選手のことを目で確認してからわざわざ隣まで行ってポージングしています。
かなり意識しているのがわかりますね。
実は、私は最後に合戸選手がコールされたときに鈴木選手がバンザイをしたような記憶があったのですが、
彼はそんなお下品なことはしてなかったですね。
よ～く考えてみたら、思わず「やった～！」と叫んで両手をあげてしまったのはこの私でした・・・^^;
あとyoutubeの右側に並んでる動画の中の
http://www.youtube.com/user/bftukamoto#p/u/5/BFmaDfaqDog
これは、私がブログに書いた第1次のピックアップ審査なのですが、
0:52場内がワッと少し盛り上がる瞬間があるのわかりますか？
ここ、まさに鈴木選手がマスキュラーポーズやっちゃったところです。
合戸選手もちらっと見てますね。
動画の感じよりも実際はもっと盛り上がってました。
ん～思い出しますなあ～。
>世代交代がおきてきているので、来年は見に行こうかなと思っています。
もぉ～、正直に私のブログ読んで行きたくなったって言えばいいじゃない～（笑）