本当にこういう感動したものを観た後は、それをいったいどういう風に表現すればいいのかとても悩みます。
7月25日の日曜日、またまた行ってまいりました東京ボディビル選手権&日本クラス別選手権。
お目当てはもちろんマイラバーゴリさんこと高梨圭祐選手。
この日は東京選手権と日本クラス別80kg級にダブルエントリー。
さて結果は・・・・。
と、その前に、ここのところのやり取りで意外や意外、ここのメンバーの方々がそれほどボディビルの大会に興味がないということを知ってしまったので(笑)、簡単に大会の審査方法について書いておきたいと思います。
東京選手権の場合
■予選
1.ピックアップ審査
選手が全員並んで(実際には人数が多いので半分ずつ)規程のポーズ7種類を行います。
ここで参加選手34名から12名に絞られます。
2.比較審査
同様にして予選での順位1位から12位までが決まります。
■決勝
フリーポーズ
各自が用意した曲に合わせて1分間のフリーポーズを行います。
■ポーズダウン
決勝出場選手全員が並んで各々に自分をアピールするポージングを行います。
自分のライバルと思われる選手の隣に行って二人で同じポージングを行ったりすることもあります。
やがて下位の選手から番号をよばれ、よばれた選手は後ろに下がります。
最終的に1位と2位の選手が残り、2位の選手の番号がコールされた時点で優勝者が決まります。
とても感動的な瞬間です。
今年の東京選手権の本命はもちろん前年2位の高梨選手。
絶対優勝間違いなし・・・のはずだったのですが、突然現れた対抗馬が、ナルシス山本こと山本昌弘選手。
過去に全日本のファイナルにも進出した経験があるというツワモノです。
ヤバイです~。
だって本当にすごかったんです、山本選手の大胸筋に走る何本ものストリエーション。
あんなのは今までみたことがありません。
比較審査が終わった瞬間、
「ああ、ゴリさん今年も2位かも・・・。」
思わず天を仰いでしまいました。
だけど、ゴリさんだって大きさでは明らかに山本選手を上回っていましたし、アウトラインも相変わらずゴリさんらしい力強さがあります。
コンディションだって完璧なんです。
「でも、でも、でも・・・もしかしたら・・・・。」
いよいよファイナルでの順位発表。
案の定、最後まで残ったのは山本選手と高梨選手の二人。
「そして第2位は・・・・・」この後の数秒はとてもとても長く感じられました。
やがてコールされたのは、山本選手の番号。
そうなんですゴリさん悲願の優勝です!!!
もう大感激です~~~。
次の瞬間、思わずゴリさんの名前を大声で叫んでいました(^^)
あまりにも興奮してしまって、このあたり、ゴリさんがどんなふうに喜びを表現していたのかまったく覚えていません。
もっと落ち着いてよく見てればよかったなあ。
でも最後に表彰台の一番高いところでのマスキュラーポーズ。
これだけは忘れられません。
さらには日本クラス別の80kg級。
こちらも堂々の第2位。
実はこのクラス、去年の全日本第4位の鈴木雅選手を筆頭に、去年の東京優勝の山田選手、さらに今年のジャパンオープン優勝の増田選手などそうそうたるメンバーがエントリーしている本日のクラス別最大の激戦区。
結果は1位鈴木選手 2位ゴリさん 3位山田選手
もちろん優勝でしたらこんなにうれしいことはなかったのですが、まあ負けた相手があの鈴木雅だったのでこれはもうしょうがないですね。
この日の大会、どちらも本当に見ごたえのあるとてもレベルの高い大会でした。
6月に観た東京オープンは、各クラスともどちらかというと仕上がりの良さが優勝の明暗を分けていたのに対し、東京や日本クラス別レベルになるとやはりまずはバルクです。
その上でその筋量を保ちながら、ベストなコンディションに仕上げてくることができた選手が上位に入ってきていたようです。
たとえば日本クラス別の80kg級の上位3選手の身長は3人とも160cm台です。
もしも身長が170cmあったら85kg級以上でないとまともに戦えないというわけです。
10月には全日本の大会があります。
ぜひゴリさんには去年果たせなかったファイナル進出、さらにその中でもひとつでも高い順位を目指して頑張ってほしいと思っています。
最後にゴリさんのフリーポーズをぜひご堪能下さいませ。
http://www.youtube.com/watch?v=CXaYztJ9Ak0&feature=player_embedded