東京都にお住まいの、体重８２～８６ｋｇ、自称「ちょいマッチョ」のｚｏｒｒｏｏｏさんという男性からのご相談です。
（ご相談）
『初めて投稿します。47歳の自営業です。
妻が上の娘の高校進学問題でキーキー言ってます。
私はいわゆる内進組で家内は公立～共通一次受験のものです。
娘も家内もメチャ ポジティブなので、わたくしが「数字に基づいた
冷静なアドバイス」を行うと二人とも切れます。何かにつけて「口出しするな」
といわれるので、口出ししないと無責任だと責められます。
石○が都立高をだめにした！となぜか私が責められます。
家族の愛を感じないのですが
これはひょっとすると
・私の能力が劣っている
・家族が幸せではない
ということなのでしょうか？』
（回答）
そうですねぇ、、、
我が家も娘二人なのですが、二人とも小学校は区立で、中学受験をして一貫校の私立に進学しました。
長女はそのまま大学に内部進学、次女は大学受験の予定です。
我が家は僕が田舎者で東京の学校は一つも出ていないのに対し、妻は小学校～高校を私立、大学受験はしたというパターンだったので、東京の受験事情に詳しい妻の意見が強かったです。
そのくせ、「私（妻）がついて行くと、ついつい口を出すから...」という理由で、あらゆる模試の付き添い、受験本番の付き添い、親子面接、合否発表の掲示板確認は、全て僕がやりました。要するに、僕は兵隊、パシリに徹しました♪
やはり、こういう問題は、「たかが」数字に基づいた冷静さや合理性がなんだ！という事なのだと思います。
例えば、貴方がお好きな梅原猛氏の「柿本人麿水死刑説」がいかに非論理的であっても、圧倒的な声の大きさと、「自称哲学的思考」と、なんとも凄みのある、感情丸出しなのに冷静を装った怒気が満ちた風貌で圧倒されると、誰もが間違っている、本人さえ間違っていると気がついても、決して訂正されないものです。
これは「劣っている」のではなく、むしろ、「ゆがんでいる」いや、ある意味で「潔くて面白い」というか、「屁理屈って素晴らしい！」という領域の問題だと僕は思います。
放置すれば、「法隆寺は聖徳太子一族の怨霊を封じ込めるために建立された！」とか、「浮気ってものは幸せな家庭にとっては『たかが浮気』だ！」なんてことまで言い出しますが、それも面白いんじゃないかと思います。
家族の幸せって、些細な日常の積み重ねです。
「嘘は常備薬。真実は劇薬。」
そういえば、今朝の「天声人語」は世阿弥「花鏡」の「離見の見」でした。
福田首相の「貴方と違って私は客観的に自分を見ることが出来るんです！」の失敗に鑑みて、「君たちと違って僕は冷静に受験を見ることが出来る」などと言う「劇薬たる真実」を突きつけず、「嘘は常備薬」を主に、チャンスを見て劇薬たる真実を用いる。
世阿弥流に言えば、今は貴方にとって「女時」。潮目が「男時」に変わるのを待つべきです。
でも、娘って可愛いですよね♪
追伸
僕の「ベンチプレス問題」他にも、肉漢としての視点でアドヴァイスよろしく♪
